南三陸町震災復興祈念公園


南三陸町復興祈念公園は東日本大震災により犠牲となった人の追悼・鎮魂の場であるとともに、甚大な被害の記憶や教訓を継承し、震災からの復興を祈念するための復興祈念公園として整備されました。
東日本大震災によって犠牲になられた方々の名簿を納める「名簿安置の碑」、町の復興を祈念して設えられた「復興祈念のテラス」が設置され、震災遺構である旧防災対策庁舎は震災当時のまま公園内に保存されています。

 

駐車場

車いす優先駐車場は復興祈念公園内に2カ所、計3台分用意されていますが、南三陸311メモリアル、南三陸さんさん商店街にもありますので見学やお買い物の予定がある方は各施設の駐車場を利用されるのがおすすめです。

 

 

 

中橋から復興祈念公園へ

祈りの場所である「震災復興祈念公園」と「さんさん商店街」を繋ぐ「中橋」は、隈研吾氏の設計による南三陸杉をふんだんに利用したウッドデッキの太鼓橋で、復興のシンボルとして新しいスポットとなっています。

 

 

 


真ん中の通路は下側を通り、左右の通路は上側を通ります。

 


真ん中の下側を通る道です。

 


左右の道は上でつながっています。

 

祈りの丘

 

祈りの丘には、東日本大震災によって犠牲になられた方々の名簿を納める「名簿安置の碑」、町の復興を祈念して設置された「復興祈念のテラス」があります。
よく見ると二段重ねの丘になっていますが、一段下がった部分の周囲には「高さのみち」と名付けられた歩道があります。この高さは、南三陸町志津川地区の市街地に襲来した津波の平均である海抜16.5mの高さに設けられています。津波の高さであるこの場所に立ち周囲を見渡せば、津波の恐ろしさを改めて感じることができます。

 

祈りの丘へ
祈りの丘はスロープになっている「記憶の道」から登っていくことができます。

記憶の道には震災当日の出来事を記したプレートが足元に埋め込んであります。

 


遠くに海を望むことができます。

 

高さの道

高さの道から望む旧防災対策庁舎です。この地域を襲った津波の高さに驚かされます。

 


(高さのみち)から更に登っていきます。

 

 


こちらが頂上です。

 


丘の頂上には「名簿安置の碑」があります。

 


手を合わさせていただきました。

 

旧防災対策庁舎


最後まで住民に避難を呼びかけ続け、多くの町職員が津波に飲まれてしまった「旧防災対策庁舎」は町の職員など43人が亡くなったことから、遺族や住民の間で保存するか解体するかで意見が分かれていましたが、2024年3月に町の所有としたうえで震災遺構として保存することが決定しました。

 


復興祈念のテラスから見える防災対策庁舎

 


テラスから庁舎へ向かう道には段差はありません。

 

 


曲がった鉄骨から屋上まで襲った津波の高さ・威力を感じることができます。

 

 

 


献花台で手を合わさせていただきました。

 

旧志津川駅舎跡

公園の外側には震災前に使われていた志津川駅のホームがそのままの状態で残っています。時間のある方はそちらもぜひ、ご覧ください。

頂上から見たホーム跡の様子です。

 

 

多目的トイレ

園内には2カ所多目的トイレが設置されています。

 

北側多目的トイレ

 

 

 

 

 

南側多目的トイレ

 

 

 

 

 

 

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